
AIを活用した画像編集アプリとして人気のPhotoroom(フォトルーム)。結論から言えば、Photoroom自体は基本的に安全なアプリです。
ただし、その便利な機能の裏側には、ユーザーが知っておくべきいくつかの注意点も潜んでいます。

「本当に安全なの?」「無料ってどこまで使えるの?」「個人情報は大丈夫?」…今回はそんな疑問を、最新の情報と具体的な事例をもとに徹底的に検証していきます。
トラブル回避!「Photoroom危険性」と安全対策
2025年6月現在、Photoroomは世界中で2億回以上ダウンロードされ、1,000万人以上のユーザーに利用されている人気のAI画像編集アプリです。
信頼できる理由
公式ストアでの配信 Google PlayストアやAppleのApp Storeで提供されており、これらのストアの厳しい審査をクリアしています。
GDPR準拠 運営会社であるフランスの「Artizans SARL」は、欧州の厳格な個人情報保護規則GDPRに準拠していると明言。データ転送時にはSSL/TLS暗号化通信も採用しています。
高いユーザー評価 App StoreやGoogle Playで総合評価4.7以上の高評価を獲得。多くのユーザーが「使いやすさ」や「AIによる背景透過の精度」を絶賛しています。
ただし、どんなに安全性が高いアプリでも、利用する上でユーザー自身が意識すべきポイントは存在します。Photoroomも例外ではありません。次から、具体的な注意点を見ていきます。
Photoroom利用時の8つの注意点
1. 個人情報とデータ保護の取り扱い
重要度:★★★★★
Photoroomはユーザーがアップロードした画像を、AIモデルの改善や学習のために使用する可能性があります。ただし、このデータ利用は個人を特定できない形に匿名化された上で行われ、ユーザーはアプリの設定画面からこのデータ利用をオフ(オプトアウト)にすることも可能です。
プライバシーポリシーでは、収集される個人情報の種類、利用目的、保存期間、第三者への開示に関する詳細が透明性高く明記されています。
筆者の意見では、個人を特定できない形でのAI学習利用は、アプリの機能向上に不可欠な部分だと思いますが、ユーザーがそのコントロールを持つこと(オプトアウト)ができるのは非常に良心的だと思います。
自分のデータを守るためにも、プライバシーポリシーは一度目を通しておくことをおすすめします。正直、読むのは面倒だけど、自分の情報のことだからね。
2. 無料トライアル後の「自動課金」トラブル
重要度:★★★★★
Photoroomの有料プランには7日間の無料トライアルが用意されていますが、期間終了後、自動的に有料プランに移行し、料金が請求される仕組みになっています。
実際に、ユーザーからは「無料期間中に退会したのに勝手に引き落としされた」といった、意図しない課金に関する報告が複数見られます。
解約したい場合は、次の請求日が来る24時間前までに、App StoreやGoogle Playなどのアプリストア、またはPhotoroomのウェブサイトで手続きを行う必要があります。
正直、この手のアプリで一番多いトラブルですよね。カレンダーにリマインダー設定、マジで必須だと思います。解約方法も事前に確認しておくのが賢い使い方ですね。
3. 商用利用と著作権の複雑さ
重要度:★★★★★
無料版では商用利用に制限があります。無料版で編集した画像には、必ず「Photoroom」のロゴ(ウォーターマーク)が自動的に挿入される仕様になっており、このロゴを消すためには、有料版(Proプラン)への登録が必要です。
PhotoroomのAI機能で生成されたコンテンツは商用利用が可能ですが、AIが著作権で保護された素材を含むコンテンツを作成する可能性もあるため、コンテンツを商業的に使用する法的権利があることを確認するのはユーザーの責任です。
この点はマジで重要です。デザインの仕事もしている筆者としては、規約は隅々まで目を通すべし、と思っています。特に商用利用するなら、有料版の利用と、使用する素材の著作権確認は怠らないようにしましょう。無断転載とかは、法的なトラブルになりかねないからね。
4. アプリのバグや不安定な動作
重要度:★★★★☆
ユーザーレビューを見ると、「アプリが落ちる」「フリーズする」「エラーが多い」「読み込みが遅い」といった、アプリの動作不安定に関する不満の声が散見。
特に、アップデート後にAIシャドウの適用が不自然になったり、AI背景生成の質が低下したりするといった、機能の「改悪」と感じる意見も報告されています。
アプデで改悪って、ユーザーとしてはめっちゃ悲しいですよね。筆者も昔使っていたアプリで「前のバージョンに戻してくれ!」って思った経験、山ほどあります。
iPhone 16 Pro Maxでも重いという声もあるので、高機能な分、端末のスペックも影響するのかもしれません。今後の改善に期待したいですね。
5. 機能制限と有料版への誘導
重要度:★★★☆☆
Photoroomは無料で利用できる機能が豊富ですが、高解像度での保存、一括編集、特定のAIツール、スマートリサイズ、全てのテンプレートへのアクセスなど、高度な機能の多くは有料プラン限定となっています。また、無料プランでは画像を書き出せる枚数に月250枚の上限があります。
無料でお試しできるのは嬉しいけど、いざ本格的に使おうとすると、有料版の壁が立ちはだかる感じ、分かります。ただ、ビジネスで使うなら、作業効率や品質向上につながる有料機能への投資は、料金以上の価値があると感じるはずです。筆者も仕事で使うツールには惜しみなく投資していますね。
6. AI生成の意図しない結果
重要度:★★★☆☆
PhotoroomのAIは、画像に合った背景を自動生成する機能を備えていますが、必ずしもユーザーの意図したデザインや雰囲気になるとは限りません。
例えば、「カウンタートップのありえない変な形や変な穴」、「被写体が宙に浮いたり垂直になる」など、不自然な仕上がりになるケースも報告されています。
どんな背景が出るか分からないのが面白いけど、時には「これじゃない!」ってなることもありますね。筆者も「なんでここでこれが出てくる!?」って経験済みです。完璧を求めすぎず、AIの提案を参考にしつつ手動で調整することも必要かもしれません。
7. 13歳未満の利用禁止
重要度:★★★★☆
Photoroomの利用規約には、13歳未満の子供はアプリを利用できないと明記されています。また、18歳未満のユーザーは、保護者の許可を得てサービスを利用する必要があります。
これは安全なアプリ利用の基本中の基本ですね。お子さんが使う場合は、親御さんの管理が必須。デジタルネイティブ世代でも、アプリのルールを理解するのは難しいこともあるから、大人がしっかり見てあげることが大切だと筆者は思います。
8. 自己責任原則とデータ消失リスク
重要度:★★★★☆
利用規約では、サービスが「現状有姿(あるがままの状態)」で提供されると記載。編集中のデータや保存した画像が消えてしまっても、Photoroom側からの補償はされないとされているため、重要なデータは必ずバックアップを取っておきましょう。
デジタル時代、データは財産。だからこそ、大切なデータはPhotoroomだけに頼らず、必ずスマホ本体や他のクラウドストレージなどにもバックアップを取っておくことを筆者は強くおすすめします。どんなに便利なアプリでも、予期せぬトラブルはつきものなので、備えあれば憂いなし、ですね。
料金プラン:どこまで無料で使える?
Photoroomは「無料でプロ並みの画像加工」を謳っていますが、実際には無料版と有料版で利用できる機能が大きく異なります。
無料版の機能と制限
利用できる機能:
- AIを活用した高精度の背景透過(リムーバー)機能
- 消しゴム機能(マジックレタッチ)
- 背景ぼかし、画像のサイズ変更、テキスト追加
- 一部のテンプレート
- 一部のAI背景生成機能
主な制限:
- ロゴ(ウォーターマーク)の挿入: 編集して保存した画像にPhotoroomのロゴが自動的に挿入
- エクスポート枚数制限: 月に250枚までしか画像を書き出せない
- 高画質化・スマートリサイズ: 高解像度での保存や最適なサイズへのリサイズは有料版限定
- 広告表示: アプリ内で広告が頻繁に表示
有料版(Pro/Teams/Enterprise)の機能と料金
Proプラン(月額825円〜)
- ロゴの完全除去
- 高解像度エクスポート
- 一括処理モード
- 全てのテンプレートとAIツール
- 優先サポート
Teamsプラン
- Proプランの全機能
- 共有テンプレート
- ブランドキット作成
- 無料のProシート2つ追加
Enterpriseプラン(お問い合わせ)
- 大規模組織向けカスタマイズ
- 高度なSLA、オンボーディング
- 優先サポート
プラン名 | 料金(月額目安) | 主な特徴 | 主な制限(無料版)/メリット(有料版) |
Free | 無料 | 背景除去、一部テンプレート、基本的な編集ツール | ロゴ(ウォーターマーク)挿入、月250枚のエクスポート制限、高画質不可、広告表示、一部AIツール・テンプレート利用制限 |
Pro | 825円〜 | Freeの全機能 + AIツール・高度な編集機能 | ロゴ完全除去、高解像度エクスポート、一括処理、全てのテンプレート・AIツール(背景生成、画像生成など)利用可能 |
Teams | 825円〜 | Proの全機能 + チームコラボレーション機能 | 共有テンプレート、ブランドキット作成(近日公開)、無料のProシート2つ追加 |
Enterprise | お問い合わせ | 大規模組織向けカスタマイズ・自動化機能 | 高度なSLA、オンボーディング、優先サポート、年間10万画像以上 |
*料金は2025年6月時点の年間プラン換算の目安です。
Photoroomを安全に使いこなすための8つの対策
1. 公式アプリストアからのダウンロードを徹底
Photoroomは、Apple App StoreやGoogle Playストアといった公式のアプリストアからダウンロード可能。
ストアで配信されているアプリは、AppleやGoogleによる厳しい審査をクリアしているため、ウイルス感染や悪意のあるソフトウェアの危険性は低いと言えます。
これ、基本中の基本だけど、やっぱり一番大事。非公式なサイトからのダウンロードは、セキュリティリスクがあるので絶対に避けましょう。安全の第一歩は、公式ストアからダウンロードすることに尽きます。筆者も公式ストア以外からは基本的にダウンロードしません、だって怖いですからね。
2. 利用規約とプライバシーポリシーを確認
Photoroomを運営するフランス企業「Artizans SARL」は、ユーザーのプライバシー保護に非常に力を入れています。特に、EUのGDPR(一般データ保護規則)に完全に準拠していると明言している点は、ユーザーデータの安全性に対する高い意識を示しています。
GDPRは世界でも特に厳格なデータ保護法規の一つなので、これに準拠しているということは、ユーザーの個人情報が適切に扱われている証拠と言えるでしょう。
プライバシーポリシーでは、収集される個人情報の種類、利用目的、保存期間、第三者への開示に関する詳細が透明性高く明記されています。例えば、アプリの改善のためにユーザーがアップロードした画像を使用する場合でも、個人を特定できないよう匿名化されること、そしてユーザーがその設定をオプトアウトできることも明確に説明されています。
プライバシーポリシーは、正直読むの面倒くさいけど、自分のデータがどう扱われるかを知る上で、マジで重要です。筆者も毎回頭を悩ませながら読んでます。でも、ここまで詳細に開示されていると、やっぱり安心感が違いますね。
3. 無料トライアルの自動課金対策
- 期間終了前にカレンダーアプリなどに通知を設定
- 解約手順を事前に確認
- 期間終了の24時間前までに手続きを完了
4. AI学習へのデータ利用を「オフ」に設定
アプリ内の「環境設定」にある「Improve model for everyone」のスイッチを「オフ」にすることで、データ利用を拒否できます。
5. 重要な画像はバックアップを取る
Photoroomだけに保存せず、スマホ本体や他のクラウドストレージにもバックアップを必ず取っておきましょう。
6. 不審なメールや広告に注意
公式ウェブサイト(photoroom.com
)または公式アプリストアでのみ情報を確認し、怪しいリンクはクリックしないようにしましょう。
7. アプリを常に最新の状態に保つ
セキュリティ脆弱性の修正が含まれるため、自動更新を有効にするか、定期的に手動で更新しましょう。
8. セキュリティソフトの導入
スマートフォンやPC全体の安全を守るために、信頼できるセキュリティソフトの導入を検討しましょう。
まとめ:Photoroomの危険性と安全性
Photoroomは、AI技術を駆使した非常に便利で強力な画像編集アプリです。その高精度な背景透過機能や豊富なテンプレート、直感的な操作性は、写真加工初心者からプロのビジネスユーザーまで幅広い層に高く評価されています。
無料トライアルの自動課金、無料版でのロゴ挿入、商用利用時の著作権確認といった注意点は存在しますが、これらを事前に理解し、適切な対策をしておけば、Photoroomはあなたのデジタルライフやビジネスにおいて、非常に安全で強力なツールとなります。
公式アプリストアからのダウンロード、利用規約の確認、自動課金への意識的な管理、重要なデータのバックアップがこのツール(アプリ)の鍵ですね。
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