ATOK Passport「ベーシック」廃止で倍額値上げ!解約してGboardに乗り換えた理由

ATOK倍額値上げで月額660円に!代わりにGboardを選んだ理由

この記事を読むとわかること:ATOK月額330円プランが2026年2月1日で倍額になる衝撃、そして年間約8,000円を節約できる無料IMEへの移行方法。

ATOKから衝撃的なニュース。月額330円の「ベーシック」プランが廃止され、2026年2月1日以降は自動的に月額660円の「プレミアム」へ移行されるというのです。

何もしなければ、料金が2倍になります。正直、この値上げにはびっくりです。

私自身、15年近くATOKユーザーでしたが、この倍額値上げを機に解約を決断しました。現在は無料のGboard(Google日本語入力)に完全移行しています。

結論から言うと、ほとんど不便を感じていません。むしろ「もっと早く切り替えればよかった」とさえ思っています。

年間約8,000円を払い続ける価値があるのか?この問いに対する私の答えは「ノー」でした。

本記事では、ATOKからGboardへ移行した際の具体的な不満点とその解消法、そして実際に使ってみてわかった無料IMEの実力を解説します。

ATOK値上げで月額330円が660円に!Gboardを代わりに選んだ3つの理由

ATOKを解約しました

2025年11月25日、ジャストシステムから届いたメールを開いた瞬間、目を疑いました。

ATOK Passport ベーシック(月額330円)が廃止され、2026年2月1日以降は月額660円のプレミアムプランに自動移行されるというのです。

正直、怒りよりも先に「ああ、終わったな」と思いました。長年ATOKにこだわってきた私ですが、これは潮時かもと。

月額330円なら「まあ、いいか」と払い続けていたんですよね。でも倍額の660円、年間で7,920円となると話が違います。

NetflixやSpotifyのサブスクと同じレベルのコストを、日本語入力「だけ」に払い続けるのか? いやいや、それはさすがに…と。

私が辿り着いた結論は明快でした。Gboard(Google日本語入力)への完全移行です。

比較項目ATOK Passport プレミアム (660円/月)Google日本語入力 / Gboard (無料)Mac/Win 標準IME (無料)
年間コスト7,920円0円0円
変換精度◎ (最高水準)◎ (クラウド利用で最高水準)〇 (実用レベル)
デバイス間辞書移行◎ (有料サービス内で自動同期)△ (エクスポート/インポートで可能)✕ (Mac/Win間は不可)
乗り換え推奨度△ (コスト増を受け入れるなら継続)◎ (コスト・性能・信頼性のバランスで最強)〇 (セキュリティ重視なら)

現在この記事も、Gboardで執筆しています。移行から数日が経過しましたが、ほとんどストレスはありません。むしろ「もっと早く切り替えてもよかった」とさえ感じています。

ATOKはなぜ倍額値上げに踏み切ったのか?

ジャストシステムの広報によると、「ATOK MiRA」や「ATOK Sync One」などの機能強化を行い、提供価値に見合うようプランを統合したとのこと。

ITmedia PC USERの報道によれば、実質的な値上げであることは間違いありません。

私には「生成AI機能」が不要だった

プレミアムプランで目玉とされている「ATOK MiRA」は、生成AIを活用した文章作成アシスタント機能で、2026年2月から提供予定です。

ただ、私個人としては「日本語の変換精度」さえしっかりしていれば、それ以上の機能は求めていませんでした。文章の推敲や要約は、別のAIツール(ChatGPTなど)を使えば済む話ですし、わざわざIMEに組み込む必要性を感じなかったです。

ベーシックプランのユーザーは、まさに「ATOKのコアエンジンだけで十分」と考えていた層だったはずです。それなのに、特別な手続きをしない限り自動的にプレミアムに移行される仕組みは、ちょっと強引だなと感じました。

無料IMEの技術進化が「ATOK離れ」を後押し

実は、ATOKの技術的な優位性は以前ほど決定的ではなくなっています。

日経クロステックの記事でも、Google日本語入力とMicrosoft IMEを比較した結果、固有名詞や流行語の変換において差をほとんど感じなかったと報告されています。

Gboardは、Googleが検索やYouTube、Gmailなどから収集した膨大なデータを活用しており、新語や固有名詞への対応がめちゃくちゃ速いです。

例えば、話題になった芸能人の名前や新しい技術用語が、辞書の更新を待たずに予測変換に現れるのは、正直すごいと思います。

ATOKが年間8,000円のコストに見合うほどの「圧倒的な差」を維持できているかと言われると、私の答えはノーでした。

Gboard(Google日本語入力)が代替の最適解である3つの理由

ATOKからの乗り換え先として、Gboardを選んだ理由は3つあります。ただし、先に言っておくと、Gboardには自動的な辞書同期機能はありません。

でも、代わりの方法があります。

1. 無料なのに変換精度が高い

「無料なんて、変換精度がイマイチなんじゃないの?」と思うかもしれません。でも、実際に使ってみると驚きます。

スマホライフPLUSの比較記事では、「はしごだか」の変換や固有名詞の変換性能において、Google日本語入力の方が優れていたと報告されています。ATOKと同等か、場合によってはそれ以上の精度なんですよね。

私が実際に使ってみた感じでも、技術用語や時事ネタの変換でGboardが負けていると感じたことはほぼありません。

2. 辞書のエクスポート/インポートが比較的簡単

上でも書きましたが、Gboardには自動的な辞書同期機能はありません。

chiilabo.comの記事によれば、Google日本語入力の開発版には以前辞書同期機能がありましたが、2013年12月に廃止されています。

ただし、デバイス間で辞書を移行する方法は用意されています。GboardとGoogle日本語入力では、辞書をZIP形式でエクスポートし、別のデバイスでインポートすることが可能です。

私はMacBook、Windows PC、iPhone、Androidスマホと複数のデバイスを使い分けていますが、最初に一度だけ辞書をエクスポート/インポートすれば、その後は各デバイスで学習が進んでいきます。

Mac標準IMEとWindows標準IMEのように、まったく別々の辞書体系になってしまうよりは、初期設定さえ済ませれば使いやすいです。

項目Mac/Win 標準IMEGoogle日本語入力/Gboard
PC間の辞書同期✕ (MacとWinで互換性なし)△ (エクスポート/インポートで移行可能)
スマホとの連携〇 (Appleデバイス間のみ) / ✕ (Windows)△ (エクスポート/インポートで移行可能)

自動同期ではないものの、辞書の移行手段が用意されている点では、標準IMEよりも利便性が高いです。

3. セキュリティもある程度コントロールできる

無料IMEを使う上で気になるのが「セキュリティ」と「プライバシー」ですよね。

Gboardでは、設定で「利用統計情報とクラッシュレポートをGoogleに自動送信する」のチェックを外すことで、入力傾向がGoogleに送信されるのを防げます。完全にローカル環境で使うことはできませんが、それなりに安心できるレベルです。

Googleというブランドの信頼性も、個人的には安心材料になっています。

ATOK→Gboard移行で直面した三大不満と、その解消法

ここからは、私がATOKからGboardに移行する際に「これは困った」と感じた点と、その解決策を共有します。

不満1:「モード切り替えなしで英数変換」ができない

ATOKの最大の魅力は、日本語入力モードのままF9F10キーを押すだけで、全角・半角英数、カタカナに一瞬で変換できたことでした。これがなくなるのは、正直かなりキツイと覚悟していました。

解決策:F10キーの活用とショートカット統一

デスクトップ版(Mac / Windows)の場合

  1. Google日本語入力の「環境設定」>「キー設定」タブを開きます。
  2. F10キーが、日本語入力中に「半角英数」「全角英数」「全角カタカナ」などの候補を出すように設定されていることを確認します。デフォルトでこの設定になっているはずです。
  3. これで、ATOKのようにモードを切り替えずに英数変換が可能になります。

キー設定で日本語入力と直接入力(半角英数)の切り替えを、ATOKと同じCtrl+J(Windows)やCtrl+:(Mac)に設定すれば、長年の指の動きをそのまま活かせます。

モバイル版(Gboard)の場合

スマホでは、スペースバーを長押しすることで、カーソルを高速で移動させることができます。これ、意外と便利なんですよね。

ATOKのカーソル移動の快適さに慣れていた私にとって、入力ミス時の修正ストレスが大幅に軽減されました。

裏技:英単語を日本語読みで単語登録

頻繁に使う英単語を、「よみ」を日本語の読み方にして単語登録するのもおすすめです。

例:「よみ:いんたーふぇいす」→「単語:interface」

これにより、日本語モードのままでも英単語を変換候補に出せます。私は「github」「api」「excel」など、仕事でよく使う単語を一気に30個くらい登録しました。これだけでも入力効率が段違いです。

不満2:長年積み上げた辞書資産を失いたくない

ATOKで長年使ってきた単語登録データは、私の入力履歴そのもの。これを捨てるのは、さすがに忍びなかったです。

解決策:ATOK辞書のエクスポート&インポート

手順は以下の通りです

  1. ATOK辞書のエクスポート
    • 旧ATOKの「辞書ユーティリティ」または「辞書ツール」を起動します。
    • ユーザーが登録した単語データを選択し、メニューからテキスト形式(.txt または .csv)で出力します。
    • 重要:ATOKの独自形式(.dic)ではなく、必ず汎用的なテキスト形式で出力してください。
  2. Google日本語入力へのインポート
    • Google日本語入力の「辞書ツール」を起動します。
    • 「管理」メニューから「テキストファイルからインポート」を選択し、エクスポートしたファイルを選択します。
    • トラブル対応:文字コードが合わない場合は、一度テキストファイルをメモ帳などで開き、文字コードを「UTF-8」に変更してから再試行すると成功しやすいです。

私の場合、500件ほどの単語登録データがありましたが、この手順でほぼすべて移行できました。所要時間は10分程度。意外と簡単でした。

不満3:デザインや操作感の違和感

これは完全に「慣れ」の問題です。最初の2日間くらいは「やっぱりATOKの方が…」と感じる瞬間もありました。

でも、5日ぐらい使い続けたら、もうGboardの操作が自然になっていました。人間の適応能力ってすごいですね。

Gboardが合わない人のための代替IME

「Gboardの仕様がどうしても合わない」「Google以外のサービスを使いたい」という方もいるでしょう。そんな方のために、他の選択肢も紹介します。

アプリ名料金形態ATOK / Gboardとの違い信頼性・評価
Mac標準IME (日本語入力)無料 (標準搭載)OSとの統合性が高く、動作が最も安定。機能はシンプル。◎ (最高) – Apple提供。データはローカルで完結。
Windows標準IME (MS-IME)無料 (標準搭載)Windows環境での安定性・互換性は抜群。Office製品との相性が良い。◎ (非常に高い) – Microsoft提供。
Wnn Keyboard Lab (スマホ)無料 (買い切り版あり)歴史が長く、動作が非常に軽快。フリック入力のカスタマイズ性が高い。〇 (信頼できる) – オムロンソフトウェア提供。
有料の買い切りIME買い切り (例:ATOK for Windows/Mac)月額課金を避けたいプロユーザー向け。特定の専門辞書に特化。製品による – 提供元の企業実績を必ず確認する。

標準IMEを選ぶべき人

機密性の高い文書作成や、Google以外のサービスを一切使いたくない場合は、標準IME一択です。

利点:最も情報漏洩リスクが低く、OSとの互換性が最高。
課題:変換精度がGboardに劣る上、MacとWindows間で辞書同期ができません。すべてのPCで辞書登録を個別に行う手間を許容する必要があります。

個人的には、セキュリティに異常にこだわる企業でもない限り、Gboardで十分だと考えています。

まとめ:ATOK倍額値上げで解約!Gboardを選んだ理由

ATOK Passport ベーシックの廃止と、2026年2月1日からの月額660円への自動移行は、すべてのベーシックプランユーザーにとって「IMEの断捨離」を迫るものです。

私は、この倍額値上げを機に、Gboardへの乗り換えを強く推奨します。

なぜなら、ATOKのコアな変換精度はもはやGboardに追いつかれており、無料IMEの進化は今後も止まらないからです。年間約8,000円のコストを無料化し、浮いた費用を他の自己投資(書籍やオンライン講座など)に回す方が、長期的に見て圧倒的に賢明だと思います。

本記事で解説したGboardへの移行対策と裏技を参考に、ぜひスムーズな乗り換えを実現してください。

次の一歩:今すぐやるべきこと

  1. 2026年1月7日までにATOK Passport ベーシックの解約手続きを検討(自動移行を避けるため)
  2. Gboard(Google日本語入力)をダウンロード&インストール(所要時間:5分)
  3. ATOK辞書のエクスポート作業を実施(所要時間:10分)

移行作業自体は、慣れれば30分もかかりません。この記事を読んだ今が、動き出すベストタイミングかもしれませんよ。

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