
IIJmioの2GBプラン、増量も値下げもなし。でも、実はお得かも?
スマホの格安SIMの老舗IIJmioが2025年3月から一部プランの改定を発表しました。

ところが、なんと2GBプランは据え置き。これって、どういうこと?
今回は、IIJmioの2GBプランに焦点を当て、他のプランとの比較や、ユーザーにとってのメリット・デメリットを徹底的に解剖していきます。
- IIJmioの新料金プラン改定の概要
- 2GBプランが据え置きとなった理由
- 他社の類似プランとの比較
- 2GBプランのメリットとデメリット
- 2GBプランが適しているユーザー層
IIJmio 2GBプラン不変の理由!実は最強のコスパだった!?
IIJmioの新料金、改定されるプラン、されないプラン

まず、IIJmioが発表した新料金プラン改定の概要を見てみます。
- 20GB → 25GB(5GB増量)
- 30GB → 35GB(5GB増量)
- 40GB → 45GB(5GB増量)
- 50GB → 55GB(5GB増量)
値下げされるプランは以下の通り。
- 5GBプラン:990円 → 950円
- 10GBプラン:1,500円 → 1,400円
- 35GBプラン(旧30GB):2,700円 → 2,400円
そして、注目の2GBプランは850円のまま据え置き。なぜ?って思いますよね。
2GBプラン据え置きの理由
IIJmioが2GBプランを改定しない理由について、公式な発表はありません。しかし、市場動向や過去の事例から、いくつかの推測が可能です。
- 最低価格帯の維持戦略
2GBプランは月額850円(税込)と、IIJmioの中で最も安価なプランです。これ以上の値下げは収益性の観点から難しい可能性があります。また、この価格帯を維持することで、「業界最安値」という看板を守る狙いもあるかもしれません。 - ニーズの安定性と顧客層の特徴
2GBという容量は、主にライトユーザーや通信量の少ない高齢者向けと考えられます。このセグメントのニーズは比較的安定しており、急激な増量の必要性が低いと判断されたのでしょう。また、この層は価格に敏感である一方で、データ容量の増加にはあまり反応しない傾向があります。 - 上位プランへの誘導戦略
データ使用量が増加傾向にある中、2GBプランを据え置くことで、より大容量のプランへの移行を促す狙いがあるかもしれません。これは、顧客の平均利用単価(ARPU)を上げるための戦略的な動きとも解釈できます。 - 競合他社との差別化
多くのMVNOが3GB以上のプランに注力する中、2GBプランを維持することで、極めてコスト意識の高い顧客層を確保する狙いがあるかもしれません。 - 運用コストの最適化
プラン改定には、システム変更やユーザーへの通知など、様々なコストがかかります。2GBプランを据え置くことで、これらのコストを抑制する意図があるかもしれません。

正直、2GBって今どき少なすぎじゃない?って思う人もいるでしょう。でも、意外とこのプランにニーズがあるんです。例えば、私の母は月に1GBも使わないんですよ。そういう人たちにとっては、このプランがぴったりなんです。
2GBプラン、本当にお得?徹底比較
では、改定されない2GBプランは、ユーザーにとって本当にお得なのでしょうか?他社の類似プランと比較してみましょう。
主要MVNOの2GB前後プラン比較表
事業者名 | プラン名 | データ容量 | 月額料金(税込) |
---|---|---|---|
IIJmio | ギガプラン | 2GB | 850円 |
OCNモバイルONE | 音声対応SIM | 2GB | 880円 |
LINEMO | ベストプラン | 3GB | 990円 |
楽天モバイル | Rakuten UN-LIMIT VII | 2GB | 1,078円 |
※2025年2月時点の情報を元に作成。実際の料金は変更される可能性があります。
この比較表を見ると、IIJmioの2GBプランは依然として競争力のある価格設定であることがわかります。特に、音声通話付きSIMとしては最安値クラスの料金となっています。
隠れた魅力:IIJmioの2GBプランの特徴
- データ繰り越し機能
使い切れなかったデータ容量は翌月に繰り越せます。これにより、実質的な利用可能データ量が増えることも。 - 柔軟なプラン変更
データ使用量が増えた場合、翌月から簡単にプラン変更が可能です。 - 高品質なネットワーク
IIJmioはドコモ回線とau回線を使用しているため、安定した通信品質が期待できます。 - 家族割引の対象
2回線以上の利用で、回線数×100円の割引が適用されます。 - セキュリティサービスの無料提供
ウイルス対策やフィルタリングサービスが無料で利用可能です。

実は、2GBプランって意外と使えるんです。私の友人は、このプランを使いながら、外出時はフリーWi-Fiをうまく活用して月々の通信費を大幅に抑えています。賢い使い方だと思いませんか?
2GBプランのメリットとデメリット:深掘り分析
メリット
- 低価格
月額850円という安さは、通信費を抑えたい方にとって魅力的です。特に、固定費の削減を目指す方や、副回線として使用する方にとっては理想的な選択肢となるでしょう。 - シンプルさ
データ容量を気にせず、必要最小限の通信を行いたい方に適しています。特に、スマートフォンの基本的な機能(メール、地図、軽めのウェブ閲覧)のみを使用する方にとっては十分な容量です。 - 家族割引の対象
2回線以上の利用で、回線数×100円の割引が適用されます。これにより、家族全体での通信費削減が可能になります。 - ドコモ回線の安定性
IIJmioはドコモ回線を使用しているため、都市部から地方まで広範囲で安定した通信が可能です。 - プラン変更の柔軟性
必要に応じて翌月からより大容量のプランに変更できるため、ライフスタイルの変化に対応しやすいです。
デメリット
- 容量の少なさ
動画視聴やSNSの頻繁な利用には不向きです。特に、YouTubeやInstagramなどの動画コンテンツを頻繁に利用する方にとっては、すぐに容量を使い切ってしまう可能性があります。 - 改定の対象外
他のプランが増量・値下げされる中、据え置きとなっています。これにより、相対的な魅力が低下する可能性があります。 - 長期利用特典の恩恵が少ない
データ量の追加が最大3~5GBまでとなっており、2GBプランユーザーにとってはあまり魅力的ではありません。 - 追加データの購入コスト
容量を超過した場合、追加データの購入が必要となり、結果的にコストが上昇する可能性があります。 - 新技術への対応の遅れ
5Gなどの新しい通信技術の恩恵を受けにくい可能性があります。

デメリットを見ると、「やっぱり2GBじゃ足りないかな」って思う人もいるでしょう。でも、 使い方次第で、このプランでも十分快適に使えるんです。例えば、私は外出時はオフラインマップを活用。これだけでもデータ通信量をかなり抑えられますよ。
Q&A
- Q2GBで足りるのはどんなユーザー?
- A
主にメールやLINEなどのテキストベースのコミュニケーションが中心で、動画視聴やSNSの利用が少ないライトユーザーに適しています。また、自宅や職場でWi-Fiを主に使用し、外出時の通信量が少ない方にもおすすめ。具体的には、以下のようなユーザーが該当します。
- 高齢者や通信機器の利用頻度が低い方
- スマートフォンを主に通話やメッセージングに使用する方
- タブレットやモバイルルーターの副回線として使用する方
- 普段はWi-Fiを使用し、外出時の緊急用として携帯回線を使用する方
- Q2GBプランから他のプランへの変更は可能?
- A
可能です。IIJmioでは、マイページから簡単にプラン変更ができます。ただし、プラン変更は翌月からの適用となるため、急にデータ量が必要になった場合は注意が必要。プラン変更の手順は以下の通りです。
- IIJmioのマイページにログイン
- 「料金プラン・オプション」を選択
- 「プラン変更」を選択し、希望のプランを選ぶ
- 確認画面で内容を確認し、変更を完了
- Q2GBプランでデータ量が足りなくなったらどうすればいい?
- A
IIJmioでは、データ量の追加購入が可能。また、家族でシェアしている場合は、他の回線からデータ量をシェアすることもできます。具体的な対処方法は以下の通りです。
- データ追加オプション:1GB単位で追加購入可能(220円/GB)
- ファミリーシェア:同一アカウント内の他の回線からデータ容量を分け合える
- 一時的な速度制限解除:低速モードを一時的に解除できるサービスもあり
- Wi-Fiスポットの活用:IIJmioユーザーは全国のWi-Fiスポットを無料で利用可能
- QIIJmioの2GBプランは、他社の3GBプランと比べてどうなの?
- A
IIJmioの2GBプランは、価格面で他社の3GBプランよりも優位性があります。例えば、LINEMOの3GBプラン(990円)と比較すると140円安いです。ただし、データ容量は1GB少ないため、自身の使用パターンに合わせて選択しましょう。また、IIJmioはドコモ回線とau回線を使用しているため、通信の安定性も高いのがポイントです。
- Q2GBプランでも5G回線は使える?
- A
IIJmioの2GBプランでも5G通信は利用可能。ただし、5G対応端末が必要であり、また5Gエリア内にいる必要があります。2GBという容量制限があるため、5G回線の高速・大容量という特徴を十分に活かすことは難しいかも。5Gの恩恵を最大限に受けたい場合は、より大容量のプランを検討することをおすすめします。
Q&Aを見ていると、2GBプランって意外と奥が深いんだなって感じませんか? 使い方次第で、このプランでもかなり快適に過ごせるんです。ただ、自分の使用パターンをしっかり把握することが大切ですね。
まとめ:IIJmio 2Gプランが増量も値下げもされない訳
IIJmioの2GBプランは、増量も値下げもされませんでしたが、依然として競争力のある選択肢です。
特に、通信量が少なく、主にテキストベースのコミュニケーションを行う方や、Wi-Fiを主に利用し、モバイル通信は補助的に使用する方におすすめです。また、通信費を極力抑えたい方や、家族で複数回線を契約し割引を活用したい方にも適しています。
一方で、動画視聴やSNSの頻繁な利用をする方には、より大容量のプランが適切でしょう。自身の利用パターンをしっかり把握し、必要に応じてプラン変更を検討してください。
2GBプランは、使い方次第では十分に快適に使用できる可能性があります。通信業界は常に変化しているため、定期的に自分のニーズと市場の動向を確認し、見直しを行うことをおすすめします。
- 2GBプランは月額850円で最安値クラス
- ライトユーザーや高齢者に適している
- Wi-Fi主体の利用者にもおすすめ
- 家族割引で更なる節約が可能
- データ繰り越し機能あり
- プラン変更は翌月から可能
- ドコモ回線で安定した通信品質
- 動画視聴やSNS多用には不向き
- 5G対応だが容量制限に注意
- 定期的な利用状況の見直しが大切
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